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2022-05-06 農学部地域生態システム学科 小池伸介研究室「クマが好きな景観?苦手な景観」

月曜日に続き、農学部 地域生態システム学科 小池伸介教授の研究室でのクマの研究を紹介するワン。

学生さんが地図を見ているワン。
これは栃木県の森の地図。

黄色いところは、クマが歩いた場所だワン。

こちらの学生さんは、野生のツキノワグマに装着したGPS受信機で取得したクマの行動情報から、クマがどのような景観(森林や道路など)を忌避したり、好んで利用するのかを研究しているワン。

学生さんの調査では、クマは道路を避けることが多いとわかったワン。
季節や時間、性別によって、クマの行動範囲は様々。
例えば、夏には、子どものいるメスは、移動範囲が限られる一方、オスは出会いを求めて、広い範囲を移動するそうだワン。

秋になると、よく「人里に降りてきた」というニュースをみるワン。
クマの行動の傾向を調べることで、将来のクマと人間との間に発生する様々な問題を減らすことにつながるんだワン!

こちらの学生さんは、韓国からの留学生。
韓国では、クマはほとんど絶滅してしまい、20年位前から再び導入する試みを続けているワン。
クマが増えるのは嬉しいけど、クマと人間との間に、問題が発生する可能性もあるワン。
日本でのクマの問題を学び、韓国で問題を起こさないようにする環境づくりに活かしていきたいそうだワン。

写真2枚目は、学生さんたちが、フィールドで作業している様子。
オリを使った罠で、クマを捕獲し、眠らせて、首輪型のGPS受信機を取り付けるワン。

クマを捕まえるための罠に設置する餌は、クマの大好物のハチミツ!
写真3枚目、「ハチミツ」と書かれた大量の一斗缶には、ハチミツを搾り
取った後のハチの巣が入っているワン。
缶を開けると、ハチミツのいい香りがしたワン。
罠は7か所。
捕獲するシーズンの2か月間は、学生さんたちが3日毎に見回りに行っているそうだワン。

キャンパスから離れたフィールドでの調査は大変。
罠の見回りだけじゃなく、クマ班のメンバーのみなさんで協力しながら、カメラを設置したり、データを取ったりしているワン。
生きものの調査には、長い時間がかかるから、自分の研究だけでなく、研究室のみんなが使うデータを取り続けていくことで、将来、研究室に入ってくる後輩たちが使う貴重なデータが蓄積されるんだワン。

写真4枚目は、GPS受信機。
リモコンで外すことができるので、クマの位置を確認しながら、タイミングよく外して、回収しているワン。

写真5枚目は、クマスプレー。
万一クマと遭遇したときにも事故にならないために、小池先生の研究室では、毎年安全講習会を実施しているワン。
オリのメンテナンスをしっかりとしたり、ヒヤリハットがあったときは、チームで情報共有し、ミーティングで事故防止策を話し合ったりと、安全対策を取ることも大事なことなんだワン。

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